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5月12日 巻坂長編その2UP。

格式、伝統を重んじるイギリスらしくお茶にもしっかりとしたルールが定められています。
『より美味しく、より完璧な一杯を淹れるには』と王立科学協会が提出した文章には成分から
抽出されるタンニンの量まで事細かに記載されていて、よほど英国が紅茶を大切にしているかが伺いしれます。
…なんで、それを料理に向けなかったんだというお約束は置いておいて。。。
古来からのゴールデンルールと現代版ゴールデンルールを御紹介しましょう(´▽`)

・伝統的ゴールデン・ルール一

1 良質な茶葉を使うこと
2 ティーポットを温めておくこと
3 茶葉の量を計ること
4 沸かしたてのお湯を用いること
5 茶葉の蒸らす時間を待つこと

・現代版ゴールデン・ルール

1 沸かしたての酸素を失っていないお湯を用いる
2 硬水の使用は避ける
3 良質のリーフティーを用いる
4 一杯に2gを目安にたっぷりと茶葉を使う
5 高温を保っているため、ポットをよく温める
6 3~4分蒸らして抽出する
7 プラスチックのカップは用いない
8 ミルクはお茶よりも先に冷たいまま入れる
9 砂糖は最後に加える
10 60~65°が飲み頃


こうして見比べてみると、幾つか被った条件があることがわかりますね。
でも、コレを全部守らなければ美味しい紅茶は飲めないのか、答えはNOです。
私なりにまとめた必要ポイントは以下の通り。


1 沸かしたてのお湯を一度休ませる。
2 ティーポットとカップは事前に温めておく
3 自分に合った茶葉、またはTバッグを選ぶ
4 茶葉の量はお好みで
5 蒸らす時間をあせらずに待つ


これさえ守れば大丈夫、必要最低限の美味しさは保てます。
理由として(1)はグラグラと沸騰しているお湯を使うのは茶葉のジャンピング運動
(ポットの中での流動)を起こさせる為なのですが、あまりに熱いと茶葉から雑味が出てしまいます。
火傷だってしかねませんので火を止めて口からの湯気が弱まったなと確認してからお湯を注ぎましょう。
(2)は熱湯を注いだポットと飲むために注いだ紅茶の温度を下げない為にする準備です。
これさえしっかりしておけば蒸らすのに必要な温度はそうそう下がりません。ただし二度沸かしだけはNGです。
沸かせば沸かすだけ酸素が抜けてしまいますのでお湯はたっぷりと沸かし一回で使い終わって下さい。
(3)は手間の問題です。フルリーフでお茶を淹れるとなると紅茶ポットとカップ、あればティーコージ(温度を下げない布製のカバー)
などが必要になりますがTバッグならばカップと蒸らすのに必要なフタがわりのお皿があれば大丈夫。
なんでかんで茶葉じゃなきゃダメだなんてこだわる必要はありません、老舗紅茶メーカーでも
手軽に飲めるTバッグを扱っているところも多く、先ずはお試ししたい人にTバッグはぴったり。
美味しかったら茶葉に挑戦すればいいと私は思っています(・∀・)Tバッグの淹れ方は後程説明します。
ゴールデン・ルールで定説されている(4)は紅茶をより美味しく、より効率的に成分を抽出するための
目安ですが自分の口に合わなければ飲む気になんてなれませんよね。ちょっと濃い目が好き、
今日は軽目に飲みたいなどなど、その日の気分で量を調節すれば良いと思います。
(5)は待つことも美徳という如何にも英国らしい意見ですが、これは賛成です。
お茶によって蒸らす時間も違いますがあまり長く置いておくと渋みが抽出されて本来の美味しさは損なわれます。
目安時間は購入時の箱や缶、説明書に記載されているはずですのでそちらをご参考にお願いします。


・Tバッグ紅茶の淹れ方


紅茶に関わらず、ペットボトルでは味気ない、けど本格的に淹れるには時間が無い。
または外出時、職場などで美味しいお茶が飲みたい時などにTバッグはとっても便利です。
最近ではTバッグといえども本格的なものも多く、有名メイカーや老舗店でもTバッグのみでの販売があるほど。
材質はペーパー製、布製。形状は平たいものから三角形のものまで様々。
日々紅茶を美味しくしようという進化の証拠ですね(・∀・)
そこでポイントを押さえて手軽なTバッグ紅茶をもっと美味しく頂くことにしましょう(・∀・)


1 マグカップをお湯で温めておく (紙コップならば必要ナシ)
2 ポットのお湯を再沸騰させる (できれば沸かしたてが望ましいですが保温ポットでもOK)
3 カップのお湯を捨てて、沸かしたお湯を入れる
4 Tバッグをそっとお湯に浮かべ、フタをする (小皿でもOK)
5 一定時間蒸らしたらTバッグを取り出し、スプーンでひとかき回す


ストレート、フレーバー、茶葉の種類関係なくこの方法は使えますのでお試しあれ(´▽`)
これだけでTバッグ紅茶は一味変わります。では逆に避けた方がよい注意事項はこちら。


×Tバッグを先に入れてしまうと茶葉に圧力がかかってしまい茶葉が開きにくくなってしまいます
×カップを取り出す際にTバッグを絞ったり、縁に寄せ押したりしてはいけません。
 美味しく抽出された紅茶にエグミが出てしまいます


さて、そろそろ紅茶に詳しくなったところで上記3種以外の紅茶と
オススメのフレーバーティーを幾つか御紹介しましょう。
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